令和6年度キッチンスペシャリスト育成公募事業 キッチン空間アイデアコンテスト
審査の結果、下記の入賞を決定しました。
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Aテーマ部門 総評
Aテーマの応募者の多くは、専門学校、大学、大学院などの学生さんであり、これまでの傾向と変わらない。作品のテーマは、社会環境の 動向を幅広く、且つ詳細に捉えながら今後のキッチンに期待したい新たな空間提案が増えつつある、一方で、今後のキッチン空間の方向性を読み取ることの難しさを感じる中で、公平性を備えた審査に苦慮している。
Bテーマ部門 総評
キッチン空間の実施例としての応募作品には、こだわりをもったものが多く見られる。換言すれば、これらの作品から幅広い知識と経験を 備えた上での設計者の存在を読み取ることができる。これは嬉しいことであり、 「たかがキッチン、されどキッチン」として捉えることができる。 何れの作品も納得のできるものが多く、インテリアコーディネーターやキッチンスペシャリストの日頃の努力の賜物として評価している。
協会会長賞 審査講評
- この作品は、厨房を核とする波紋の如く周囲に広がる食関連の空間を配置するガレリア空間の提案である。厨房の広がりは、食空間を通して回廊に繋がり、人が集う会話、くつろぎ、読書、子育て、遊びの空間などの多くの空間は、更に庭先から近隣へと繋がるという食に関する多くのシーンを想定したストーリー性のある提案が評価され、協会会長賞に選ばれた。
Aテーマニューノーマルキッチン
宮井 雅美・角原 理恵
フリーランス・フリーランス/愛知県
部門最優秀賞 Aテーマ部門 審査講評
この作品は、タイトルに強い印象を受けた作品である。食生活が抱えている困りごとを具体的に提示しながら、食の安全と栄養バランス、食品ロスの課題解決など、共に集いながら新しい日常のキッチンを提案されたもので、実践に期待を込めた作品として評価され、Aテーマ部門の最優秀賞として選ばれた。