コーディネートコンセプトは「クワイエット・ラグジュアリー」。近年のファッション・トレンドを示すキーワードから着想を得た静寂の空間を表現しています。室内全体をモノトーン中心の静かで柔らかな配色でまとめながら、寝室では明るめの家具を配置して照明を落とし、リビングでは落ち着いた色味の家具をレイアウトしつつ明るいライティングを施すなど、空間ごとの用途を考慮した心地よいバランスを意識。さらに個性的なベッドフレームと調和する壁紙やカーテン、モノトーンの中で温かな印象をもたらすファブリックや丸みのある形状の家具を選定するなど、マテリアルの質感を活かして安息感に満ちたシーンを演出しています。朝は陽射しに輝く窓辺を、昼は周りの木々の温もりを、夜は瞳を閉じて花の香りを感じる…忙しなく情報が流れてくる現代だからこそ、五感に優しく訴える空間の贅を体感していただきました。

会場では40周年を迎えた当協会の歩みを、インテリアコーディネーター累計受験者数等とともに年表形式で展示。あわせて「インテリアコーディネーターハンドブック」や「キッチンスペシャリストハンドブック」等、これまで当協会が発行してきたインテリアに関する書籍の一部を紹介する展示を行いました。

当協会が発信するインテリア基礎知識の習得に役立つ学習動画「Iチャンネル」や、インテリア基礎講座「ICチャンネル」について実際の動画をモニターで流しながら紹介。一般生活者並びにインテリアコーディネーター・キッチンスペシャリスト有資格者を対象にした研修事業の実施例として展示しました。

当協会が毎年開催しているコンテストの応募作品の中から、「住まいのインテリアコーディネーションコンテスト（一般部門）」は経済産業大臣賞など16作品、「キッチン空間アイデアコンテスト」はインテリア産業協会会長賞など24作品、合計40作品の受賞作品を展示しました。