部屋に見立てた段ボールケーキ箱の中に、1/12スケールのミニチュア家具を使ったインテリア空間をつくるワークショップを開催しました。壁紙やカーテン生地などの製品サンプルや端切れを、段ボールの部屋の床や壁に貼り、家具を配置。本来なら捨てられるはずのサンプルと、天然素材でつくられた再生可能な段ボールを活用し、廃棄資材活用のアイデアを体験いただきました。
参加者の希望のイメージを実現するために、ICがさまざまなアイデアやコーディネートのコツを提案。「テーブルクロスをつけたり、ソファに布を貼ったりしても素敵ですよ」「お気に入りの色や柄を引き立てるには“引き算”もポイントです」といった細やかなアドバイスも。こだわりのインテリア空間を完成させた参加者からは、「実際に自宅では試せないような壁紙を使えて楽しかった」「少しの工夫で部屋の印象が変わって驚いた」などの声が上がっていました。

環境にやさしく再利用も可能な和紙を使って、オリジナルのキャンドルスタンドを製作しました。使用したのは、主に、ふすま紙や壁紙の端材として廃棄予定だった和紙。水を浄化する作用を持つ植物「ヨシ」からつくられたヨシ紙など、建築現場で余った材料も活用しました。
さまざまな色、形、質感の和紙を透明プラスチックのコップに貼り付け、中にロウソク風ライトを入れると、やわらかな光がゆらめくキャンドルスタンドに。色や素材の組み合わせを、参加者がICに相談する様子も多く見られました。ICからは「一口に和紙と言ってもいろいろな種類があります。和紙の重なりや　あかりの透け方を意識すると、できあがりの雰囲気をイメージしやすいですよ」とアドバイスが。小学生からご年配の方まで多くの方が参加し、それぞれの感性が光る素敵な作品が生まれていました。

ワークショップ会場後方の壁には、大きなクリスマスツリーが。完成したミニチュア模型とキャンドルスタンドの写真をオーナメントに見立て、クリスマスツリーに飾りました。参加者の方々がつくりあげた作品は、どれもオリジナリティ豊かで魅力的なものばかり。クリスマスシーズンにぴったりの、華やかなデコレーションとなりました。