調査・研究助成 インテリア関係の調査・研究テーマへの助成について
インテリア・キッチン関係の調査・研究活動助成について(令和6年度)
当協会では、育成事業の一環として、インテリアコーディネーター(IC)、キッチンスペシャリスト(KS)、
学生あるいは一般の方などのグループ又は個人が自ら企画して行う、インテリア、およびキッチン・水回り関係の調査や
研究を対象に、その費用の一部を助成しています。 今回、令和6年度のテーマ募集を以下のとおり行います。
自らのスキルアップのための調査や研究活動等にご利用ください。
★テーマの内容や成果が、広くIC・KSや、関係業界、一般生活者に有益となる公益性があるものが応募の条件となります。
今後のスケジュールは下記をご覧下さい。
- 1.テーマ募集・受付期間
- :令和6年6月15日まで
- 2.助成対象テーマ審査・決定
- :令和6年6月下旬頃
- 3.調査研究内容ガイダンス
- :令和6年7月上旬~7月中旬
- 4.調査研究実施期間
- :令和6年7月下旬〜令和7年2月末日
- 5.中間進捗報告提出
- :令和6年9月末日
- 6.調査・研究終了報告提出
- :令和7年2月末日
- 7.詳細調査研究成果報告書提出
- :令和7年3月15日
- 申込・問合せ
- 公益社団法人インテリア産業協会調査研究インテリアまたはキッチン担当
- 〒160-0022 東京都新宿区新宿3-2-1 京王新宿321ビル8F
- 電話 03-5379-8600 Eメール <choken@interior.or.jp>
実施年度 | 助成実施テーマ | 実施者 | 概要 | 成果報告書のダウンロード |
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令和 5年度 |
壁紙から見た色彩心理に基づく快適で豊かな住まいの創造 | 「帰りたくなる家」研究会 | 壁紙が人に与える色彩心理効果について分析する。 ・壁紙のビフォーアフターにおける色彩による心理的変化を検証する。 ・素材のプロであるクロスメーカー、ペイントメーカーに話を聞くことにより、選ぶ側と選ばれる側の意識を確認する。 |
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令和 4年度 |
全国工業高等学校インテリア科教育研究会(全イ研)加盟校におけるインテリア教育の実態調査 | 千葉県県立市川工業高等学校インテリア科金子裕行 | 全国高等学校インテリア科教育研究会(全イ研)加盟校の専門科目の授業内容を調査・分析し、高校でのインテリア教育の実態を発表するとともに、今後のインテリア教育の在り方を検討する資料として活用する。 | |
令和 4年度 |
長寿高齢社会におけるシニアの居場所とふさわしいカラースキームに関する研究 | シニア時代を快適に過ごす空間色彩研究会 | ①部屋の景色としてのカラー、人それぞれの思い出の色の心理的影響,加齢による見え方の変化、色相の影響、コントラストの影響など、多義的相対的に整理する。 ② 電磁波である色がどのような影響を人間に与えるのか、空間の壁や床の色の違いで、その空間で過ごす人間の声の周波数がどのように変化するのかをヴォイススキャンを使って検証する。 ③認知症の方や後期高齢者の協力を仰ぎ、シニアに適した空間の色使いを導出する ための実証実験を行う 。 |
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令和 3年度 |
これからの素敵な暮らしの実現に向けた意識調査・研究 | デザインカンファレンス研究委員会 | ユーザー、専門家、産業界に、アンケート調査を実施し、アフターコロナの暮らしに向けた、新しい関係性の構築に向けて、人々の意識について調査を行う | |
令和 3年度 |
保育所における小空間に関する調査・研究 | 保育所インテリア研究会 | 保育所 等 における小空間が、園児の行動や心理に与える影響等をアンケート等の調査により明らかにする。 | |
令和 3年度 |
インテリアを変えることで人は変わる ~学生の部屋を分析し、多世代と比較することでこれからのインテリアのスタンダードを考える~ |
快適暮らし研究会 | 50名程度の学生の部屋を360°カメラ撮影で撮影し、学生世代の配色、家具の配置、照明、収納などの傾向を調査し、シニア世代と比較する。 | |
令和 2年度 |
家具配置が室内空間の広さ感に与える影響について | インテリア研究会 | 家具配置におけるパース効果・逆パース効果・シュードネグレクト効果が、室内空間の認知に与える影響を明らかにする | |
令和 2年度 |
超高齢社会を守り助けるカーテン | 窓際向上委員会 | 高齢者の住まいにおいて、窓のサイズ、デザインに合わせたカーテンの仕様による断熱性を赤外線サーモグラフィカメラを用いて検証し、デザインと機能を兼ね揃えたカーテンの提案ができる見本帳を作成する。 | |
令和 元年度 |
「嗜好に合った寝室のインテリアコーディネート」は、睡眠の質を向上させられるか? | プラスアート推進会 | 寝室のインテリアの要素を被験者の嗜好に合わせて変化させ、それがどのように睡眠の質に変化を与えるか、ウェアラブル端末と睡眠測定アプリを併用し、入眠までの時間、深さや快適さを数値で測定。合わせて、アンケートによりインテリアの快適性が被験者の精神面にどのような影響を与えたか、数値データを検証する。 | |
令和 元年度 |
「収納習慣および整理法から導き出すクローゼットプロトタイプの考察・提案」 | (株)アビタ・クエスト | 子供のいるファミリー世帯を調査対象としたアンケート調査を実施し、その分析をもとに、クローゼットに求められるハード面でのニーズを分析する衣類の収納習慣および整理法(ソフト)と収納空間(ハード)とが一体となった、快適なクローゼットのあり方をプロトタイプとして考察提案し、計画・設計の指針として提示する。 | |
令和 元年度 |
エシカルインテリアの普及啓発におけるインテリア関連企業の取り組みと意識に関する調査研究 | エシカルインテリア研究会 | ・一般消費者におけるエシカルなインテリアに関する意識調査 ・インテリア関連企業のエシカルな取り組みに関する意識調査 他 |
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令和 元年度 |
インテリアから見た高齢者が心身ともに快適で自立できる家づくりの提案 | 大分県インテリアコーディネーター協会 | ・実態調査 各メンバーが65歳から75歳の高齢者の声を聞き取りアンケートにて調査する ・座談会 身近な後期高齢者からの聞き取り調査を行う。 ・勉強会 介護施設職員に「高齢者が自宅での自立した生活を少しでも長くするための方法や環境」についてヒアリングする。 ・施設の見学 高齢者施設を見学。 |
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平成 30年度 |
50代から取り組む住居考 ~終活前に考えるワクワクする住まい作り~ | わくわく住まいラボ 代表 有馬扶美 |
①一般生活者に対して、使い勝手の悪い家に自分を合わせ続けるではなく、理想の暮らしに合った家作り の重要さを周知する。 ②企業やICに対して調査、研究の成果物を公開することによって、ライフステージと住まいの現状を知らせ、その対処方法を提案する。 |
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平成 30年度 |
ブラインド等のひもの安全に関する調査 | チャイルドセーフティー研究会 代表 草刈和子 |
①国内各社安全対策調査 ②安全・安心各社の取組調査 ③-1 ネット商品調査 ③-2ホームセンター商品調査 ④公共施設や商業施設調査 |
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平成 29年度 |
100 歳住宅~超高齢社会の『暮らしやすさ』をインテリアから考える指標つくり | JAFICA超高齢社会をインテリアから考える暮らし住みやすさ研究会 | いつまでも元気でいられる家のあり方を系統だて、可視化することで長寿社会にふさわしい家のあり方を提唱する。インテリアに対する意識の啓蒙、インテリアコーディネーターにとっても、職域の一つの柱となるべく指南書を作り上げる。 | |
平成 29年度 |
小さく暮らすってどういう事?~居心地の良さを考える~ | あおもりインテリアコーディネーター倶楽部 | 暮らしの中での動作に必要な寸法・必要空間の実験・調査をし、各々が自分自身や暮らし方(インテリア)を見つめ直す「きっかけ」や心地よいくらしのヒントを提示する。 | |
平成 29年度 |
インテリアワークショップを通して暮らしの楽しさを子どもたちに伝えるための教育 現場への普及についての研究 |
KIWI labo | 各都道府県IC協会及び各個別ICによるワークショップの取り組みを調査し、ワークショップを各IC協会に浸透するための手法について整理する。 | |
平成 28年度 |
「超高齢化社会におけるインテリアのあり方・インテリアの知恵と未来~エイジングインテリア知恵と未来 インテリアと街づくりコミュニティ~」 | 愛知淑徳大学創造表現学科インテリアデザイン専攻松本ゼミ | インテリアと街づくりコミュニティをテーマとし、『人が元気になる』『生きがいを感じる』よう、人にフォーカスし実際の商店街の活用・活性化という課題に取り組むことにより、インテリアと絡めた街おこし提案をする。 | |
平成 28年度 |
「住空間のカラーユニバーサルデザイン 色を含む視覚情報を誰もが等しく共有するための調査・研究 | 本 間 純 子 | 色弱や目の水晶体の黄変化による色の見え方の違いは、光の色温度との関係が深いと思われる。その関係性を実験や調査によって明らかにすることで、色彩が原因と考えられる住環境のトラブルの軽減・解消に繋げる | |
平成 27年度 |
超高齢化社会におけるインテリアのあり方(インテリアのチカラ)~エイジングインテリア~ | 松本ゼミ エイジングインテリア | 大学授業にて高齢者のインテリアに関する調査・研究を行い、超高齢化社会に向けた様々なインテリア計画に役立つ提案を行う。 | |
平成 27年度 |
家庭内省エネについて KS,ICの果たす役割の検証Vol3 スマートインテリア~うちエコ(家庭内省エネ)の共存 | JAFICA うちエコ研究会 | エコをテーマに民家等の研究により「和モダンエコインテリア」スタイルを提案し、IC、KSのスキルアップに役立て、一般にはICの仕事をより広く理解を深める。 | |
平成 27年度 |
高等学校インテリア科使用教科書「インテリア計画」の教員用指導書ならびに資料集の作成全国高等学校インテリア科教育研究会 | 全国高等学校インテリア科教育研究会 | 現在教員用の手引書・資料集がないため、教育現場に教員が使用できる資料を作成し活用を図る | |
平成 26年度 |
【家庭内省エネについてKS、ICの果たす役割の検証 ‐ VOL.2】 | JAFICA うちエコ研究会 | うちエコ診断による実態調査を通して、キッチン周辺空間でKS/ICならではの具体的な省エネ対策の提案 ・インテリアでできる省エネ対策とその可能性など |
実施年度 | 助成実施テーマ | 実施者 | 概要 | 成果報告書のダウンロード |
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令和 4年度 |
住宅の内外装仕上げのマテリアルコーディネートに関する研究 | 武庫川女子大学 環境計画学研究室 | 研究室にいくつかの代表的なインテリアスタイルの住宅居室および飲食空間を実物大で設営。内装や家具などの仕上げ材の素材感・質感の調和の要因を明らかにし、コーディネートを体系的に提案する一助とすることを目的とする。 飲食空間と住宅室内の内装,照明,家具素材等の視覚的構成要素を変化させ,実際に室内で過ごした際の心理的印象を実験的手法により把握する。 |
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令和 2年度 |
保育所における調理室の設えに関する調査・研究 | 保育所クッキング研究会 | 今まであまり取り上げられてこなかった保育所の調理室について、計画上のポイントととなる点を様々な角度から洗い出し理想的な姿を図面化する。 | |
令和 元年度 |
電子レンジが活用しやすいように組み込んだキッチンのデザインのあり方 | 学生アパート用のキッチン研究会 | 学生向けの電子レンジを中心としたキッチンデザインのフォーマットを造るための調査 | |
令和 元年度 |
保育所における園児によるクッキングに関する調査・研究 | 保育所クッキング研究会 | 保育園における園児のクッキングの実施状況と問題点把握のための調査 | |
平成 30年度 |
自炊学生が日々の生活でキッチンをどのように捉え、どのように使っているかの意識調査 | 学生アパート用のキッチン研究会 | 前年に続き学生たちの自炊の状況を調査することにより、学生用アパートキッチンの問題点を調査し、一般家庭キッチンとは違う自炊学生用アパートに適したキッチンのあり方を探る。 | |
平成 30年度 |
小さな子供を持つ共働き世帯におけるキッチンの使用の実情についての調査 | 白石・松崎ゼミ共同チーム | 以下の3つを把握し、小さな子供を持つ共働き世帯における「食」に関する現状の問題点と平日と休日とのキッチンの利用状況等の違いを明らかにしていくことを目的とした。 ・小さな子供を持つ共働き世帯の食事状況の把握 ・その際のキッチンの利用状況の把握 ・子供に与える影響 | |
平成 29年度 |
自炊学生が日々の生活でキッチンをどのように捉え、どのように使っているかの意識調査 | 学生アパート用のキッチン研究会 | 学生たちの自炊の状況を調査することにより、学生用アパートキッチンの問題点を調査し、一般家庭キッチンとは違う自炊学生用アパートに適したキッチンのあり方を探る。 | |
平成 28年度 |
生涯食育社会を構築する快適キッチンのあり方 | PSSキッチンプロジェクト | 食育キッチンとして世代ごとに分類したキッチン空間の調査・アンケートやキッチンへの啓蒙やアドバイスを提案する。 |
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平成 28年度 |
「料理をつくる・食べる」を中心としたこころ安らぐコミュニティー空間の創造 | 京都女子大学 家政学部生活造形学科 住環境研究会 | 食生活や家事・生活スタイルへの考え方を踏まえて、これからさらに増加すると思われる単身・高齢者世帯も含めた、今後必要とされるLDK空間を提案する。 | |
平成 27年度 |
キッチンと食への関心度によるライフスタイル分類に関する調査・研究 | キッチンからはじまる暮らし研究会 | キッチン空間と食生活の関わりの視点からの「ライフスタイル分類」ために、①ライフステージ×ライフトレンド×ライフスタイル②キッチンでどう過ごすか(キッチンで過ごす5L×1H)③「コト」を愉しむ志向なのか、それとも「モノ」を愉しむ志向なのか。以上の要素の抽出をした。 | |
平成 27年度 |
人が集う食空間・キッチン&ダイニングを考える | 神奈川インテリアコーディネーター協会 | 人が集うキッチンダイニング空間の実現に向けて実提案例を考察して、「集いやすい」キッチン、ダイニング空間のプランニングに資する①空間作り②機能③動線④インテリア性という4つ指標にまとめ、その指標にそったリフォームプランのケーススタディを提示している。 | |
平成 27年度 |
標準的な都市型ファミリータイプマンションにおけるキッチン・食周り環境 最適化のための調査研究 | 暮らし方リフォームキッチン研究班 | 標準マンションのキッチン・食周り環境状況を①手作り時短派と②手作りしっかり派と③手作り+惣菜加工品ミックス派の3つのタイプに分類して、それぞれの問題点を抽出して、ソフト面とハード面からの改善ポイントを提案している。 | |
平成 26年度 |
地域コミュニティーの活性化と災害時の炊き出しが可能な「公園キッチン」の提案 | 特定営利活動法人 HOTNETキッチン | 炊出しが出来る公園施設を一時避難場所としても活用するため、炊出しに必要な設備とメニューを調査・研究 ①阪神・淡路大震災と東日本大震災の災害時公園利用WEB実態調査 ②都立公園の防災設備の22公園の現地調査 ③防災公園を利用した「公園キッチン」の平時と災害時の活用方法の提案 |
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平成 26年度 |
働く主婦と家族のためのコミュニーケ―ションキッチン ~家族をつなぐキッチン~ |
インテリアコーディネーター関西 | 時代の流れによるこれまでのキッチンのスタイルと女性像また家族像を整理し、家族全員が使う「家族をつなぐキッチン」を研究開発した。 ①キッチンと主婦の役割についての歴史的調査 ②キッチンメーカーへの現状キッチンの訪問調査 ③キッチン作業と家族のコミュニケーションについて主婦へのアンケート意識調査 ④「家族をつなぐキッチン」として、ビーンズ型キッチンの提案等 |
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平成 25年度 |
キッチン周りを含めた、家庭内省エネについて KS、ICの果たす役割の検証 |
JAFICA うちエコ研究会 | 環境省の「うちエコ診断」制度に参加して、家庭内省エネにKSとICがどのようにかかわれるかの可能性を探ることを目的に、「うちエコ診断士」資格を取得し、うちエコ診断を実施するなどしてその検証を行っています。併せてうちエコ診断制度とKS・ICの社会的認知度の向上を図っています。 | |
平成 25年度 |
団塊世代の男性が使うキッチン | 日本フリーランスインテリアコーディネーター協会 | 団塊世代の男性たちが家庭で料理する楽しみや生きがい見つけられるようなキッチンを開発する目的にして、①アンケート、②現地調査などを行い、その成果として道具にこだわるアイランド型キッチンの「囲炉裏庵馬蹄型キッチン」を提案しています。 |